月別アーカイブ: 2021年5月

Pomona, Dafne e Ukifune del Racconto di Genji

Leggendo ”Ukifune” del Racconto di Genji, pensavo alla dea romana dei frutti, Pomona, anche a Dafne, una ninfa greca. Perché Ukifune, Pomona e Dafne hanno un punto in comune. Tutte e tre le donne scappavano dagli uomini che le amavano. Tra loro, solo Pomona accettava finalmente l’amore dell’uomo, il Dio Vertumnus, però è interessante che si possa notare che le donne, nelle storie dell’antichità, hanno sempre l’iniziativa della relazione fra uomo donna. 

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”問題ない”ことの問題

17世紀から、フランス語の守護者として機能してきたアカデミー・フランセーズ。辞書編纂を軸に始まった学士院の一つだが、長年にわたりフランス語の質を維持するという役目を負い、会員は任命されれば”終身”の名誉。哲学者、文学者、科学者から政治家まで、さまざまな分野の偉人が名を連ねる。その会員だったJean d’Ormesson(ジャン・ドルムソン)とJacqueline de Romilly(ジャクリーン・ドゥ・ロミリー)の著書を読んだ。言葉の持つ力が、絹糸で紡いだ刺繍のように浮かびあがり、控えめでありながら光沢のある文章に酔った。

たまたまイタリア語の授業で、「言葉の移り変わりをどう考えるか」というテーマで議論が進行中。ロミリーの著書”Dans le jardin des mots”(言葉の庭で)は示唆に富み、読み返している。言葉の変遷は自然なことと受け止めつつも、フランス語の守護者として、さまざまな理由から残しておきたい言葉、意味、ニュアンス、そして言葉が経てきた歴史の消滅を防ぎたいという強い意思が感じられる箇所が多い。

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広報誌

「デジタルシフト、オープンガバメント、ワークスタイルイノベーション」。都の広報誌にあった「シン・トセイ」の「コア・プロジェクト」だ。「デジタルトランスフォーメーションの推進を梃子として、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)を向上させる」のだそうだ。

この広報誌が届いた日、たまたまイタリア語の文法書を読んでいて、「外来語の複数形は?」という項目に目がとまった。イタリア語にももちろん英語や日本語が語源の「外来語」があるわけだが、これを複数形にする時はどうするか?という話。基本的にイタリア語の複数形は、単語の最後が”i”になったり”e”になったりする。一枚のお皿、ピアット(piatto)は2枚になるとピアッティ(piatti)に、一枚のピッツァ(pizza)で足りなければ、2枚のピッツェ(pizze)を注文することになる。

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