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Entre la “nature morte” et le “still life”

マネ、ドガ、ゴッホ、クールベ、そしてドーヴィニー。印象派の絵画展で静かな休日を過ごす。目はアートをどっぷり味わいつつ、絵画銘板の言葉が頭の中を行き来する。あちこちの国にある美術館の所蔵作品が集められているから、銘板にはその言語圏の言葉と日本語訳がついている。”still life”、”nature morte”, そしてその日本語訳に当たる「静物画」だ。どれも果物やジビエ、調度品などを描いた作品のメタな概念だが、言語が異なるとその言葉が指し示す概念が微妙に異なり、なぜその言語圏ではそういう概念でくくったのかが気になってくる。

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