月別アーカイブ: 2021年2月

書架の前で

区立図書館で借りていた本を返却する時に、必ず見るのが「新着図書」の棚。入口とカウンターの間に置かれた小さな木製の書架で、新刊本ばかりだから本の配列もランダムだ。小説や学術書、写真集から料理本まで隣り合って立ててある。有名な著者や話題の新刊本は、発刊されると即予約が入り、予約順にどんどん借り手の間を回ってしまうから、なかなかこの棚には置かれない。たとえばユヴァル・ノア・ハラリの”21 Lessons”は、私が昨年秋に予約を入れた時点で28人待ちで、順番が回ってきたのは先月末。これからも新着図書の棚に登場する機会はないままかもしれない。だからこの棚の佇まいはちょっと控えめで、新刊本の華々しい空気は纏っていないけれど、私にとっては未知なる一冊を掘り出せる”探険の棚”になっている。書店の新刊本の棚にはなかなか積まれず、自分から探しに行く分野でもなく、故に必然的にアマゾンのおススメにも上ってこない、著者の名前も知らない、つまり自分では探し出せない一冊に出会えることが多い。

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Esiste la traduzione perfetta?

Quando si parla una lingua straniera, dicono che sia meglio di pensare in questa lingua che tradurre. Perché la lingua è una manifestazione della cultura della gente che parla questa lingua quindi si può trovare, qualche volta, una parola molto difficile da tradurre. È normale che sia un’espressione particolarmente culturale. Allora, tra le due lingue che hanno delle culture completamente differenti, esisterebbe la traduzione perfetta?

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